From the Photographer Chapter 2

2015年のモータースポーツシーズンも4月に開幕を迎え、
毎週末に世界のどこかのサーキットで撮影をする日々が始まった…
特にF1と国内のモータースポーツの両方を撮影している僕は、
移動にかかる時間も多く、現場から現場への移動なんてこともよくある。
そんな時、撮影したデータのバックアップをどうするか?という問題に直面している訳だが。

確かに最近の撮影ではRAWデータを使用している僕はデータのサイズも大きいので、
コピーをするのにもそれなりに時間がかかる。
撮影、そして空港への移動、時間は限られている…こんなケースも多々あるので、日頃から悩んでいた。
そんな時に、マイクロンジャパンから販売されている「LEXER Professional Workflow HR1」というシステムに出会った。
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これは「4つのベイ」をベースとしていて、アダプターを差し替えて自在に使うことができるシステムだ。
そのアダプターはカードリーダー(CFR1)やSSDの保存用ディスク(DD512)から成り立っている。
例えば、急いで複数のコンパクトフラッシュを読み込みたい時には、
ベイにカードリーダーを複数差し、同時に複数のカードの読み込みが出来る。
そして4つあるベイの空いているベイに保存用のDD512を差し、同時にバックアップを取る事を可能にしている。
インターフェイスもUSB3.0はもちろん、僕の愛用のMACのサンダーボルトにも対応していて、
しかもこれは体感的にも相当早い。
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そしてさらに優れているのはドックに挿さずに単体でも使用できることだ。
DD512にはUSB3.0用のケーブルが付属しているので、そのままPCでシームレスに使う事ができる。
その重量はわずか54グラム、サイズは7.5cm×6cm、厚さは2cm(全て実測)と、
同社のカードリーダーと変わらないサイズなので、携帯にも全く問題はなく、
現場では単体でバックアップを取り、オフィスに戻ればベイに差し込み、
最大4台を同時に使用できるので、クローンを作るのも簡単だ。
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実際に3月からこのシステムを使用しているが、読み込みの速さは快適だ。
PC直結でUSB3.0の接続で1.2GBのデータを書き込むのにわずか8.4秒!
そしてドックに差してMACのThunderbolt™ 2経由でコピーを試したところ、
55GBのデータを移動するのにわずか4分15秒(いずれのデータも実測)
全くストレスを感じることなくストレージを使用することができる。
もちろんDD512の保存場所も今までのハードディスクとは比較にならず、
過去のデータを探すことも苦にならなくなった。
もちろんハードディスクに伴う機械的なトラブルはSSDを使用しているDD512には無縁だし、
過去にハードディスクのクラッシュで痛い思いをした経験のある僕にはそれだけでも安心感がある。

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デジタルデータになってから現在まで一番の悩みであったストレージが、
この「LEXER Professional Workflow HR1」のおかげで画期的に進化した。
ハードディスク+DVDやブルーレイに保存と時間と手間のかかったこれまでの保存方法は、
既に過去のものなのかもしれない。
今後、DD512よりも更に大容量のストレージも開発される予定があるという。
どうやらこれからのプロの写真家のデータストレージには必須アイテムになるかもしれない。